3月11日東北を大きな地震、そして大きな津波が全てを消し去り、早1ヶ月。
テレビでは、連日同じ日本国内だと信じ難い映像が流れ、何度見ても目を疑うばかりです。
その中のある番組で、被災された方々に今一番何が必要かというレポートがあった。
小さな子どもが「家がほしい」と言った。
この位の子だったら、「お菓子」や「おもちゃ」と言うのだろうけど、考えてもみなかった子どもの
言葉に、とても悲しくなり、想像すら出来なかった自分が情けなかった。
その後のレポートも「燃料・食料・着る物」と今、自分が当たり前の様に手に入れて
使っている物ばかりでした。
その時から、自分でも何か役に立つことがあるのだろうかと考える事が増えました。
「募金・節電」確かに必要な事だと思う。
だけど、一番に思う事、それは当り前の事ほど大切なことはない。
その当たり前の事に感謝する。そして、当たり前と思ってはいけない。
その気持ちにならなければ、役立つ全ての事に繋がらない気がする。
今現在、自分が何気なくしている事、出来る事、その事が今回被災された全ての方々が
一日でも早く出来る様、無事に朝を迎えられている事に感謝し、
自分なりの出来る事を探し続けている今日この頃です。
解体チーム 沢井 信吾